五四運動のうねりが過ぎた後も、中国社会、とりわけ広大な農村部では封建的思想が依然として人々の言動を支配し、不条理と発展から取り残された状況に人々は心を痛めていた。志を胸に抱いた青年、肖澗秋は友人の要請を受けて教鞭を執るため芙蓉鎮を訪れ、教育を通じて自らの理想を実現したいと熱望する。肖澗秋は犠牲となった同志の妻子、文嫂と采蓮、阿宝の面倒を見ることに全力を注ぎつつ、友人陶慕侃の妹で同じ理想と信念に燃える陶嵐と相思相愛になる。しかし、流言蜚語を浴びて苦悩し、文嫂は誹謗に耐え切れず自ら命を絶ってしまう。度重なる悲劇に見舞われた肖澗秋だが、迷いから覚めてついに芙蓉鎮に別れを告げる決心をし、より積極的に闘争に身を投じていく。
放映時間:115分
監 督:謝铁骊
撮 影:李文化
主 演:孙道临 謝芳
北京映画制作所 撮影
中外文化交流センター 翻訳制作